YouTube、X、Instagramなどでしばしば目にする「ドラコス」という言葉が何を指すのか、わかりやすく解説します。
「ドラッグストアコスメ」の略称
「ドラコス」は「ドラッグストアコスメ」の略です。
デパートで売られている高級化粧品を「デパコス」、バラエティショップやドラッグストアで百円台〜3,000円くらいで購入できるお手頃価格のコスメを「プチプラ(プチプライスの略)」と呼びます。
しかし、ドラッグストアには5,000円前後や10,000円以上する中〜高価格帯のコスメも売られています。デパートには売っていないから「デパコス」ではない、でも安くないから「プチプラ」でもない。この2つと差別化するためのカテゴリが「ドラコス」です。
ドラコスのブランド例
- エリクシール
- HAKU
- obagi
- 雪肌精
- ソフィーナ
- ワンバイコーセー
- 米肌
- トランシーノ
- ドクターシーラボ
- ラ ロッシュ ポゼ
など。明確な線引きはないため、これは違うんじゃない?とかあるかもしれませんが…。
「ドラコス」の魅力
ドラコスの魅力はこの2つ。
- 買いやすさ
- 確かな品質
買いやすさ
デパコスの場合、デパートのカウンターに行くのは服装にも気を使うし、週末は混み合うし、ちょっとハードルが高めです。男性の場合は周りの目が気になって、そもそもの入りづらさもあります。何も買わずに帰りづらいという方もいるでしょう。
その点、ドラッグストアなら仕事帰りにふらっと立ち寄れますし、ラフな格好で行っても気になりません。デパートより遅くまでやっているお店が多いのも嬉しいです。
また、気ままにゆっくりコスメを眺めていても、ドラッグストアなら人の目が気になりづらいのも利点。慣れていない男性はコスメコーナーに行くのがちょっと恥ずかしいとか感じるかもしれませんが、それでもデパートよりは心理的障壁が低いでしょう。
見るだけ見て、何も買わずに気兼ねなく帰れるのもデパートにない魅力です。
ちなみに店舗によってはBAさんがいて、デパートのようにカウンセリングしてくれるところもあります。
確かな品質
プチプラコスメより高い分、品質には信頼が置けるのも魅力です。
例えば資生堂系列の「エリクシール」や「HAKU」などには、同じく資生堂系列の最高級ブランド「クレ・ド・ポーボーテ」などに採用されている技術や成分などが使われている商品が多数あります。
プチプラにもいいコスメはたくさんありますが、コーセーや花王など有名企業が長年培ってきた技術力を惜しみなく使っているのはドラコスならではです。
また「ドクターシーラボ」のような、ドクターズコスメもおすすめ。医師が監修しているコスメで、臨床経験に基づいた成分構成で、肌悩みを解決してくれます。
ドラコスはデパコスより抑えめのミディアム価格で購入できるため、継続しやすいです。スキンケアは高いものを一瞬使うのではなく、毎日続けていくことが大切。ちょっとデパコスは手が出しづらいときは、ドラコスの出番です。
「ドラコス」のデメリット
正直、デメリットらしいデメリットはなく、価格に納得できるならお買い得なコスメだと思います。
しかしあえてマイナス点をあげるとするならば、デパコスを買ったときの「気分の高揚感」はありません。ラグジュアリーブランドを手にしたとき独特の充足感は、やはりデパコスならではだと思います。
そういった体験を含めてコスメを楽しみたいなら、デパコスの方が良いでしょう。
おすすめドラコス
美容沼に落ちきったアラフォー男が、あれこれ使った中でお気に入りのドラコスを紹介します。というか、エリクシールが好きすぎて偏ってます。
ELIXIR トータルV ファーミングクリーム
ハリ感をアップさせるクリームです。引き上げるように塗ると、パンっとしたハリが生まれます。こっくりしたクリームですが、薄くピタッと張り付くようで、ベタつきなどは気になりません。
11,000円と少々お高いのですが、1回の使用料は少なく、公式には約5か月分とされています。1ヶ月あたり2,000円と考えれば、コスパはかなり良いです。
ELIXIR WHITE ブライトニング デーケアレボリューション WT+
朝用の日焼け止め乳液です。するーっと伸びる柔らかなテクスチャで、使い心地が最高。なのにSPF50+、PA++++で日焼け止め効果は国内最高値。白浮きしたりせず、たっぷりしっかり塗れます。
「乳液」なので、スキンケアの〆として使ってもOK。化粧下地効果もあるので、このままファンデーションを塗っても問題ありません。
しかも美白有効成分としてm-トラネキサム酸を配合。シミ予防・美白も期待できます。
それでいて価格は3,000円くらい。プチプラ日焼け止めに比べれば高いですが、デパコス級の使用感を考慮すればかなりお買い得だと思います。
Obagi オバジ C10セラム
ビタミンC美容液と言えばオバジです。ビタミンCの配合量に応じて、C5・C10・C20・C25と4種類の商品があります。
ビタミンC配合量が多いほどお高く、効果も強くなるのですが、私はC10でも十分に効果を感じます。キュッと肌が引き締まり、つるんと整うような感覚です。
オバジはロート製薬のブランドですが、独自の技術でビタミンCの高濃度・高浸透を実現し、しかも安定性までも担保しているそうです。ビタミンC美容液は安くていいものも多いですが、こういう技術力の話を聞くと、きっと効果があるに違いないと気分が高まってきます。